豪中銀:政策金利を4.25%に据え置き-金融緩和の可能性示唆

オーストラリア準備銀行(中央銀 行)は3日の金融政策決定会合で、政策金利を据え置くことを決めた。 その上で、予想を下回る成長率に伴いインフレがさらに鈍化すれば、金 融政策を緩和する意向を示唆した。

豪中銀は政策金利であるオフィシャル・キャッシュレートの誘導目 標を4.25%で維持すると発表。ブルームバーグ・ニュースがエコノミス ト24人を対象に実施した調査では、全員が据え置きを予想していた。

スティーブンス総裁はこの日の声明で、「政策委は経済成長ペース が当初の予想を幾分か下回ると判断したものの、一段の金融緩和を検討 する前に、インフレ見通しを見直すには今後発表される主要物価指標の 内容を見極めるのが賢明と考えた」と説明した。

豪中銀の金利据え置きはこれで3会合連続。欧州のリセッション (景気後退)が軽度にとどまるとの観測のほか、米企業が雇用を継続す るとの信頼感が反映されている。昨年遅くには2会合連続で利下げを実 施していた。中国の経済成長はより持続可能なペースに落ち着き、豪国 内の雇用は4560億豪ドル(約38兆9000億円)規模の資源プロジェクトで 下支えされる見通しだが、それが賃金上昇とインフレ加速につながる恐 れも出ている。ただ、スティーブンス総裁は、向こう1、2年のインフ レ率は中銀の掲げる2-3%の目標レンジ内にとどまるとみている。

同総裁は「米経済は引き続き緩やかな拡大を続けている」と指摘。 「中国の経済成長は意図された通り鈍化してきており、今後はより慎重 かつ持続可能なペースにとどまる公算が大きい」と予想した。

ムーディーズ・アナリティクスのエコノミスト、マシュー・シルコ スタ氏(シドニー在勤)は「政策委は緩和姿勢を強めており、追加利下 げの可能性が高まっている」と分析。「失業率が上昇し、それがインフ レ低下につながれば、次の動きの引き金となるのは明白だろう」と述べ た。

原題:Australia Holds Key Rate at 4.25% Amid Weaker Domestic Growth(抜粋)

--取材協力:Daniel Petrie、Malcolm Scott.

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