ECBメルシュ氏:危機対応の道のり長い-安定化の兆しある

欧州中央銀行(ECB)の政策委員 会メンバー、ルクセンブルク中銀のメルシュ総裁は、ユーロ圏が債務危 機の原因に対処する作業はまだたくさん残っており、各国政府は「弱い 成長」の中で財政政策の協調を進めねばならないとの認識を示した。

メルシュ総裁はルクセンブルク中銀の年次報告で、「年初以降、安 定化の兆しとともに緩慢ながらも漸進的な市場の信頼感回復が見受けら れる」と指摘。「この先の道のりは長いとはいえ、ユーロ圏当局および 各国が講じた措置は成果を生みつつある」と付け加えた。

イタリアやスペインは成長促進と財政赤字削減に向けて労働法の改 正を図っているが、メルシュ総裁の指摘はこうした国々が直面する困難 を浮き彫りにするものだ。年次報告によれば、ユーロ圏の成長率は今年 マイナス0.3%の見込みで、3月にECBが予想した0.1%よりもマイナ ス幅が大きい。

原題:ECB’s Mersch Sees ‘Long Road Ahead’ for Euro-Area Economy (1)(抜粋)

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