スペインの住宅価格:今年は過去最大の下落率か-調査

スペインの住宅価格は今年、過去最 大の下落率を記録する見込みで、住宅所有者の4人に1人は所有物件の 価値を上回る負債を抱えることになりそうだ。同国政府が銀行に対して 保有する不動産資産の売却を強いていることが背景にある。

デギンドス財務相は2月、合併で合意した銀行に対しては、不動産 資産に関連する500億ユーロ(約5兆5500億円)の追加引当金計上で2 年の期間を与えると発表。これを受け、同国の住宅価格は12-14%値下 がりすると調査・助言会社R.R.デ・アクナ・イ・アソシアドスは予想 する。その通りとなれば、スペイン統計局(INE)が統計を取り始め た2007年以降で最大の下げ率となる。米スタンダード・アンド・プアー ズ(S&P)は住宅ローン80万件の分析に基づき、ローン残高が住宅の 現在価値を上回る「ネガティブエクイティ」状態にある住宅所有者の割 合が今年25%に達すると予想している。

R.R.デ・アクナのパートナー、フェルナンド・ロドリゲス・デ・ アクナ・マルティネス氏は「政府の決定のために、今年は住宅値下がり が一段と深刻になるだろう」と指摘した。

INEが先月15日に発表した資料によると、スペインの住宅価格 は2011年10-12月(第4四半期)に前年同期比11.2%下落し、過去最大 の値下がり率となった。

原題:Spain Record Home Price Drop Seen With Bank Pressure: Mortgages(抜粋)

--取材協力:Pierre Paulden.

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