ミャンマー補選でスー・チー氏当選、国政へ-NLD勝利宣言

1日に投開票が行われたミャンマー 連邦議会の補欠選挙で、民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー氏 が当選し、初めて議員として国政に参加することになった。これを受 け、米国や欧州連合(EU)がミャンマーに対する制裁を解除し、同国 が国際的孤立から脱却できる可能性が出てきた。

野党・国民民主連盟(NLD)のニャン・ウィン選挙対策本部長 が、ミャンマー最大の都市ヤンゴンから電話で、支持者の大歓声の中、 スー・チー氏が勝利したと発表。「われわれにとって大きな勝利だ」と 語った。

ニャン・ウィン氏によると、スー・チー氏率いるNLDは45議席中 少なくとも35議席を確保した。同党は1990年の総選挙で勝利を収めたも のの、軍がその勝利結果の受け入れを拒否しており、選挙への参加はそ れ以降初めてとなる。スー・チー氏は出馬した選挙区で、1カ所を除く 全ての投票所で勝利したという。

現在、企業によるミャンマーへの投資は制裁で禁止されているが、 選挙結果を受け、制裁解除への道が開ける可能性がある。テイン・セイ ン大統領は1年前に就任して以来、4月からの為替フロート制の導入な ど、政治・経済システムの現代化に取り組んでいる。

クリントン米国務長官は、補選に参加した人に祝意を表明する一方 で、改革がまだ頓挫する可能性があると指摘した。米国は、ミャンマー への投資・同国からの輸入の禁止、送金制限、資産凍結などの制裁措置 を実施。欧州連合(EU)は兵器販売や鉱物輸入を禁止している。

クリントン長官は1日、イスタンブールで記者団に対し、「最近の 進展が意味することや、それが持続するかどうかを知るには時期尚早 だ」と指摘。「ビルマ(ミャンマー)の人の前途については何の保証も ない」としながらも、最も圧制的な政権でさえ改革可能であり、最も閉 鎖的な社会でさえ開放可能だということに気付かされることは励みにな ると述べた。

原題:Suu Kyi’s Party Declares Victory as Myanmar Shifts to Democracy(抜粋)

--取材協力:Nicole Gaouette.

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