3月の米自動車販売、年率1450万台か-ガソリン値上がりでも

自宅から35マイル(約56キロメート ル)離れた場所で新たな仕事を見つけたハイディ・バオリさん(23) は、14年前の燃費の悪い自動車で通勤しているため、ガソリン価格の上 昇が負担となっている。バオリさんがたどり着いた結論は、新車の購入 だ。

インディアナポリス近郊に住み、昨年12月から私立探偵として働い ているバオリさんは「ぜひ燃費効率のよい車を手に入れたい」と話す。 大学時代の愛車である1998年型のGMCジミーの代わりに、スバル の2012年型のハッチバック仕様「インプレッサ」を購入する予定だ。同 車の1ガロン当たりの燃費は、市街地とハイウエーを合わせて30マイル とされている。

バオリさんの例は、ガソリン価格の上昇が新車需要の促進に寄与し 得ることを示している。ガソリン価格が20%値上がりしているにもかか わらず、雇用の増加とリセッション(景気後退)期に車の購入を先送り した消費者の動きを背景に、1-3月の自動車販売台数はこの4年で最 多となっている。アナリストらは自動車業界全体の2012年の販売台数見 通しを上方修正しており、メーカー各社は増産している。

ブルームバーグがアナリスト16人を対象に実施した予想平均による と、3日に発表される3月の米自動車販売台数は季節調整済み年率換算 で1450万台になると見込まれている。予想通りなら、前年同期の1310万 台を上回るとともに、1-3月(第1四半期)の販売台数は平均1460万 台となり、アナリストの12年通年の予想を超える。

調査会社LMCオートモーティブのジェフ・シュスター氏は、「年 初の自動車販売が予想を上回っていることは絶対に間違いない」と指 摘。「繰り延べ需要から消費者がショールームに戻っている。所有して いる車は古くなっており、買い替えが必要だ。今後さらなる回復がある ものと強く感じている」と述べた。

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