米NRC:原子炉2基の建設を認可-スキャナが東芝製を採用

米原子力規制委員会(NRC)は米 電力会社スキャナが計画している原子炉2基の建設を承認した。先に34 年ぶりに認可されたジョージア州の原子力発電所に続くものだ。

NRCは30日、スキャナがサウスカロライナ州コロンビア北西42キ ロにあるバージル・C・サマー原発で計画している原子炉2基の建設と 運転について5人の委員で採決、4対1の賛成多数で申請を承認した。 NRCのヤツコ委員長は、昨年の福島第一原発事故を受けた安全規則の 見直しが未解決のままであることを理由に反対票を投じた。

同委員長は投票にあたり、「われわれは新たな原子炉が操業を開始 する前に、福島原発に関連した安全強化策が全て実施されることを要求 すべきだと考える」と表明した。

スキャナがNRCに原子炉建設を申請したのは2008年3月で、計画 によるとスキャナが102億ドル(約8500億円)とみられる建設コスト の55%を支払い、サウスカロライナ州最大の州営電力会社サンティー・ クーパーが残りを負担する。

NRCは今後、両社に対し、バルブシステムの点検・試験のほか電 力喪失を引き起こしかねない自然災害への対応策を策定するよう要求す る方針だ。また、これとは別に両社には、使用済み核燃料の冷却プール に関して信頼度の高い監視装置を設置するよう求めている。

米国では2020年までに、今回の2基を含めて5基の原子炉が建設さ れる予定。電力会社サザンは先月9日、ジョージア州アトランタ近郊の 原発に2基を建設する計画についてNRCの認可を受けている。

スキャナ、サザン両社とも建設を予定しているのは東芝の子会社ウ エスチングハウス製の新型加圧水型軽水炉「AP1000」。

原題:Scana Receives NRC Approval to Build South Carolina Reactors (2)(抜粋)

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