ECBの3年物オペ、利用規模は想定外だった-シュタルク氏

昨年12月まで欧州中央銀行 (ECB)理事兼チーフエコノミストだったユルゲン・シュタルク氏 は30日、ECBが導入した3年物資金供給オペにあれほどの利用があっ たことは当局者らの想定外だったと明らかにした。

同氏はイタリアのチェルノビオでブルームバーグテレビジョンのイ ンタビューに応じ、「このプログラムの規模がああなるとは誰も予想し なかった」と語った。このオペを導入したことは適切だったものの、 ECBは3年間資金を固定してしまったことになり、バランスシート圧 縮には時間がかかることになったと指摘した。

昨年の2回の利下げについては「私の見解では1回で十分だった」 と述べた。任期満了を待たずに昨年末で理事を退任した同氏は、「私は 1%までの利下げを望まなかった。今までのところ、インフレ率は予想 よりも高い水準にとどまっている」と語った。

シュタルク氏はECBの国債購入に反対して理事の職を辞した。3 年物資金供給オペについては、国債購入よりは「ECBに与えられた権 能の範囲に近い」としながらも、オペの担保の質劣化には批判的な見方 を示した。「ECBの担保規則緩和での最後の決定は私が去った後のも のだ」と言明した。

原題:Stark Says ECB Didn’t Expect Banks to Borrow So Much for 3 Years(抜粋)

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