香港最大の住宅ブームに乗ったサンフンカイ-汚職事件の渦中

香港での大掛かりな汚職事件の渦中 にある不動産開発のサンフンカイ・プロパティーズ(新鴻基地産発展) は産業用ビルへの投資で事業を興し、時価総額で世界2位の不動産会社 へとのし上がった。

香港で最も高いビルを建設した同社は香港証券取引所に1972年に上 場。30年間に及ぶ住宅価格の上昇の恩恵を受けた。時価総額は300億米 ドル(約2兆5000億円)を突破。資産総額は昨年12月時点で4420億香港 ドル(約4兆6800億円)となっている。

香港の汚職捜査当局が兄弟である郭炳江(トーマス・クオック)、 郭炳聯(レイモンド・クオック)両共同会長を賄賂防止条例違反の疑い で逮捕したことで、サンフンカイの時価総額は30日、58億米ドル吹き飛 んだ。

英国の旧植民地である香港では富豪上位10人のうち6人が上場不動 産開発会社を経営。総合不動産サービスのサビルズによれば、香港は住 宅購入が世界で最も割高だ。低い住宅ローン金利や供給不足で、香港の 住宅価格は2009年初め以降70%余り上昇している。

香港理工大学の許智文教授(建築不動産学部)は、「大手の競合各 社同様、サンフンカイは香港史上最大の住宅ブームのさなかに正解と言 える業界に身を置いた。その勢いに乗り、はるか遠くまでやって来た」 と指摘した。

原題:Sun Hung Kai Rode Housing Boom to Become World’s 2nd Largest (1)(抜粋)

--取材協力:Andreea Papuc、Marco Lui.

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