中国主席がカンボジア訪問-南シナ海問題めぐるASEANの議論警戒

カンボジアで4月3日開幕する東南 アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議を前に、中国の胡錦濤国家主席 は30日、中国主席としては12年ぶりにカンボジアを訪問する。同首脳会 議では、南シナ海の領有権問題が議題に上る可能性がある。

中国国営の新華社通信が27日、同国の駐カンボジア大使の発言を引 用して伝えたところでは、胡主席は4月2日まで滞在し、両国の関係強 化を図る。カンボジアにとって中国は最大の投資国。中国は同国の核心 的利益に対するカンボジアの支持を歓迎するとともに、南シナ海問題を めぐる外部からの干渉には反対すると伝えた。

東南アジア研究所(ISEAS、シンガポール)のシニアフェロ ー、イアン・ストーリー氏は「カンボジアはASEAN会議の議題に南 シナ海問題を取り上げることで中国を刺激したくはないだろう」と述べ た。その上で、過去2年間にASEAN議長国を務めたベトナムとイン ドネシアは「この問題を積極的に取り上げたが、カンボジアの下ではこ の勢いは後退するだろう」との見方を示した。

ベトナムとフィリピンは、南シナ海の領有権問題でASEAN加 盟10カ国に共通の立場を取るよう訴えている。

原題:China’s Hu Visits Cambodia as Asean Leaders Eye Sea Disputes(抜粋)

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