AIGやアリアンツ、中国500億ドルの自動車保険市場に熱視線

米保険会社アメリカン・インターナ ショナル・グループ(AIG)や同業の独アリアンツは、中国での規制 緩和が近づく中で、同国の自動車保険市場でのシェア拡大に意欲を示し ている。中国人ドライバーが自動車保険に費やす額は年間500億ドル (約4兆1000億円)に上る。

AIGとアリアンツは中国で保険商品の提供を拡大する計画の策定 を進めている。中国当局は、外国企業による国内ドライバー向けの自賠 責保険(強制保険)の販売への規制を撤廃する方針だ。AIGの中国損 害保険事業部門の責任者ケビン・グールディング氏(上海在勤)は、新 たな支店開設に向けた候補地の選定と自動車保険販売計画の準備のた め、最近の2週間の出張で複数の省や地方自治体を回った。同氏が訪れ た地域の人口は合計で5億人に達する。

グールディング氏は電話取材で、中国自動車保険市場に参入できる ことを楽しみにしているとした上で、「極めて巨大な市場であり、消費 者に別の商品も提供できるだろう」と述べた。

中国による規制緩和の方針は、習近平国家副主席が2月に訪米した 際に発表されたもので、世界最大の自動車市場での足場固めに苦戦する 外国の保険会社が恩恵を受ける可能性がある。プライスウォーターハウ スクーパース(PwC)の昨年12月のリポートによると、中国以外の損 保会社の保険料シェアはわずか1%という状態が2004年から続いてい る。

原題:AIG Targets China Drivers as $50 Billion Insurance Market Opens(抜粋)

--取材協力:Bloomberg News、Andreea Papuc、伊藤小巻、Seonjin Cha、Carolyn Bandel、Oliver Suess.

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