世界のM&A:1-3月期は減少-バンカーは好転見込む

世界のディールメーキングが3四半 期連続で減少している。企業経営者が自社株買いや新製品に手元資金を 投入したためだが、景気回復が勢いを増すのに伴い今後数カ月でトレン ドが転換する可能性もある。

ブルームバーグの集計データによると、世界のM&Aは今四半期こ れまでのところ、前期比14%減の4180億ドル(約34兆円)にとどまり、 四半期ベースでは2年半ぶりの低水準。第1四半期に発表されたM&A で80億ドルを超えたのは、商品取引会社グレンコア・インターナショナ ルによるエクストラータ買収(450億ドル)だけだった。

ゴールドマン・サックス・グループやシティグループなどの投資銀 行部門担当者らによると、大方の企業経営者はようやくディールを検討 し始めたばかりだが、欧米の景況感が持ち直せば、M&Aの回復に拍車 がかかる見通し。ディールの交渉は3カ月以上かかるケースが多いた め、第1四半期の数値には主に、世界株安を受けて昨年始まった一時的 な減速が反映されているという。

シティグループのグローバルM&A部門共同責任者に今月就任した ピーター・テーグ氏は「企業は本来、成長を望むものであるため、巨額 の余剰資金はM&Aの増加につながると引き続き考えている」と説明。 「6月も同じようにM&Aの動きが低調なら驚くだろう」と付け加え た。

原題:Global Deals Decline in First Quarter as Bankers See Revival (2)(抜粋)

--取材協力:Julie Alnwick.

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