中国やインド、自国通貨や物品交換通じイラン産原油を輸入へ

イランとその主要な原油輸出先であ る中国とインドは、米国と欧州連合(EU)による対イラン金融制裁措 置を避けるため、現地通貨での取引や小麦と大豆ミール、消費者関連商 品との交換を通じ原油を売買しようとしている。

インド当局者によれば、イラン産原油の輸入で2位のインドは、請 求額の最大45%を決済するため国営銀行にインド・ルピー建て口座を開 設した。イラン中央銀行のバフマニ総裁は2月28日、最大の輸入国、中 国がすでに物品との交換を通じ一部のイラン原油関連の決済を行ってい ると述べた。パキスタンとロシアの報道機関によれば、イランはパキス タンとロシアへの原油輸出の代価として小麦を受け取ることを求めてい る。

ワシントンにある超党派の政府調査機関、米議会調査局(CRS) のケネス・カッツマン氏ら専門家は、イランではすでに通貨リアルを支 えるためのドルやユーロが枯渇していると指摘する。対イラン制裁の専 門家である同氏はインタビューで、「イランはそうした非正統的な決済 方法では自国通貨の価値を安定させることはできない。イラン経済が崩 壊しつつあるのはそのためだ」と述べた。

--取材協力:Terry Atlas.

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