来週のNY原油:62%が下落を予想-欧州と中国の減速を懸念

来週のニューヨーク原油先物相場は 下落するとの見方が優勢だ。欧州と中国の景気減速で燃料需要が減ると の見方が背景にある。

ブルームバーグ・ニュースがアナリスト26人を対象に実施した調査 では、16人(62%)が来週の原油先物相場が下落すると予測。上昇を予 想したのは3人(12%)、ほぼ変わらずとしたのは7人だった。前回 は57%が下落するとみていた。

29日の原油先物相場は下落。格付け会社スタンダード・アンド・プ アーズ(S&P)は、ギリシャが再び債務再編を迫られる可能性がある との見方を明らかにした。企業利益が予想に届かず、中国の経済成長が 減速する可能性が示された。

エネルギーに重点的に投資するヘッジファンド、アゲイン・キャピ タル(ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は「欧州の債 務をめぐる不安が再燃している。中国の指標も成長減速を示唆してい る。原油の需要見通しにこの両方が重くのしかかることになるだろう」 と話す。

原油在庫増も相場の圧迫材料となりそうだ。先週の米原油在庫 は710万バレル増えて3億5340万バレルとなった。これは昨年8月26日 以来の高水準。

2004年4月の調査開始以降、相場の方向性を正しく予測した確率 は49%となっている。ブルームバーグは翌週の原油価格について、石油 アナリストとトレーダーに見通しを尋ねる調査を毎週木曜日に実施して いる。

原題:Oil May Fall on Signals Greece to Restructure Debt, Survey Shows(抜粋)

--取材協力:Grant Smith、Christian Schmollinger、Yee Kai Pin、Winnie Zhu.

淡路毅 +81-3-3201-2107 tawaji@bloomberg.net

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