ブレバン・ハワードがRBSにLIBOR操作依頼-トレーダー

欧州のヘッジファンド運用会社ブレ バン・ハワード・アセット・マネジメントが2007年にロイヤル・バンク・ オブ・スコットランド・グループ(RBS)に対し、世界の金融商品の 指標として利用されるロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の変更を 求めたことが、RBSから不当に解雇されたと訴えているトレーダーの 書面での証言で明らかになった。

LIBORの操作を試みたとしてRBSから解雇された元トレーダ ー、タン・チミン氏はシンガポールの高等法院に23日提出した文書で、 「ブレバン・ハワードが07年8月20日、LIBORの金利変更を被告に 電話で要請した。RBSは抵抗なくこの依頼を受けた」と指摘した。ブ レバン・ハワードは訴訟の当事者ではなく、不正行為について訴訟の対 象となっていない。

タン氏によれば、RBSのウェブサイトに短期市場金融の責任者と して掲載されているスコット・ニュゴール氏は、ブレバン・ハワードか らの電話を承知していた。タン氏の主張を裏付ける細目やそれ以上の事 実は文書には記載されていない。

全世界で360兆ドル(約2京9600兆円)相当の証券の指標として用 いられているLIBORを銀行が共謀して操作していなかったかについ て、各国の監督当局が調査を進めている。RBSは9日に公表した年次 報告で、同行が指標金利を操作しようとしたという主張から身を守る確 かな防衛手段があると説明した。

シンガポールの法律事務所ストレーツ・ロー・プラクティスに所属 し、タン氏の利害を代表するスレシュ・ナイル弁護士は、ブレバン・ハ ワードに関するタン氏の主張について、それ以上の詳細を話すことを避 けた。RBSで現在も勤務するニュゴール氏と同行のシンガポール在勤 の広報担当者、ブレバン・ハワードのロンドン在勤の担当者に取材を試 みたが、いずれもコメントを控えている。

原題:Brevan Howard Asked RBS to Change Libor Rate, Fired Banker Says(抜粋)

--取材協力:Lindsay Fortado、Ben Moshinsky.

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