ラッカー総裁:FRBのファンドなどへの融資権限制限を

:米リッチモンド連銀のラッカー総 裁は29日、米議会に対して、連邦準備制度理事会(FRB)が金融のス トレスに直面するファンドやブローカーに融資する権限を一段と制限す るよう促した。

ラッカー総裁はノースカロライナ州での講演で、「市場の規律強化 の約束への信頼性を高めるには、民間の債権者を救済するために公的資 金を活用する手段を一段と制限すべきだ」と語った。

同総裁は講演後に記者団に対し、今年の経済成長率を2-2.5%と 引き続き予想していると述べ、現行の金融政策が適切だとの認識を示し た。雇用促進を目指した追加緩和策には反対した。

同総裁は「労働市場が幾つかの深刻な障害に直面している」と述べ た上で、「追加の金融緩和が労働市場の大幅でより急速な改善につなが るとは確信していない」と語った。インフレについては現時点では心配 していないと述べ、物価指標がFRBの目標である年2%を上回ってい るが、昨年起きた「エネルギー価格の一時的な高騰」を反映したものだ とし、「近いうちに2%に近づいていく」との見解を示した。

講演では同総裁は、議会が銀行以外の企業へ融資するFRBの権限 を制限しているものの、この規制は「十分とは言えない」と指摘。「異 常かつ緊急の状況」でのノンバンクへの融資に関する条項を削除して規 制を一段と強化することを支持する考えを示した。

同総裁はまた、金融機関が金融システムを不安定化させることなく 秩序ある形で清算する方法を示す「生前遺言」の一段の強化と、金融セ クターに適用される米国の破産法の改正が必要だと講演に集まったバン カーや弁護士、法学院生らに語った。

原題:Lacker Calls for Law to Curtail Fed Aid to Funds, Brokers (1)(抜粋)

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