ブラジル株:ボベスパは7週間ぶり安値-ギリシャ不安再燃で

29日のブラジル株式市場では、指標 のボベスパ指数が7週間ぶりの安値を付けた。米格付け会社スタンダー ド・アンド・プアーズ(S&P)が、ギリシャは再び債務再編を余儀な くされる可能性があると指摘したことから、欧州の信用危機の悪化が世 界の金融システムを損なう恐れがあるとの懸念が広がり、銀行株が売ら れた。

資産規模でブラジル最大の銀行、ブラジル銀行は2.1%下落し、1 週間で最大の下げ。ブラジル石油公社(ペトロブラス)は0.3%値下が りし、6週間ぶり安値。原油相場下落に加え、2月の平均生産量が前月 比1.1%減少したことが嫌気された。

ボベスパ指数は前日比0.3%安の64871.99で終了し、1-3月(第 1四半期)の上昇率は14%に縮小した。指数構成銘柄のうち下落が42銘 柄、上昇は28銘柄。通貨レアルは0.2%高の1ドル=1.8214レアル。

マッシマ・アセット・マネジメント(リオデジャネイロ)で約12億 レアル(約540億円)の運用に携わるフェリペ・カゾチ氏は電話取材に 対し、「問題がまだ解決していないのはギリシャだけでなく、スペイン やポルトガルなど他の欧州域内諸国も依然として幾つかの難問に直面し ている」と指摘。「状況が改善していると思われる米国でも、景気回復 は失速しているようだ。世界経済の成長ペースが鈍化すれば、ブラジル もそうなるだろう」と述べた。

S&Pのソブリン格付け責任者、モーリッツ・クレーマー氏は28 日、ロンドンでのイベントで、ギリシャが再び債務再編を余儀なくされ る可能性が高いとした上で、その場合は国際通貨基金(IMF)など救 済に関わった機関も巻き込まれる可能性があるとの見方を示した。

原題:Bovespa Falls as Santander Brasil Drops on S&P’s Greek Warning(抜粋)

--取材協力:Christine Jenkins.

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