フィラデルフィア連銀総裁:14年末より早い利上げの必要も

米フィラデルフィア連銀のプロッサ ー総裁は、2014年末より以前に利上げが必要となる可能性を指摘し、景 気の足取りが強まる兆候が出ていることから追加緩和は必要ないとの見 解を示した。

プロッサー総裁は29日、デラウェア州ウィルミントンで講演。「失 業率が8.3%で低下傾向にあり、インフレ率も2%を超えさらに上昇し つつある中で、追加緩和を期待すべきではない」と発言。「事実、回復 の妨げとなるようなショックも発生しておらず、恐らく14年末までに利 上げが必要となるだろう」と述べた。

さらに、「依然として緩和的政策は求められていると思うが、失業 率が10%を上回りインフレ率がわずか1%にとどまっていた危機のさな かほど緩和的あるいは積極的である必要はないと考える」とし、「現在 の状況において追加緩和は正当化されない」と主張した。同総裁は今 年、米連邦公開市場委員会(FOMC)での議決権を保有していない。

「早ければ年末にも利上げ必要」

同総裁は講演後に記者団の質問に答え、「成長が改善を続け、失業 率が引き続き低下した場合、われわれに対し政策スタンスの解消を始め るよう求める圧力が増すだろう」と発言。早ければ今年の年末か来年の 早い時期に利上げが必要になる可能性があるとの認識を示した。

プロッサー総裁はまた、FRBがいわゆる不胎化量的緩和(QE) を検討しているとした米紙ウォールストリート・ジャーナルの報道につ いて、「そんな話はどこから来たのか」と述べ、そのような議論は行っ ていないと明らかにした。

FOMCは1月に今年の成長率見通し(中央傾向)を2.2-2.7%と 発表していたが、プロッサー総裁はこれを上回る3%の拡大を予想。 「最近の雇用統計は心強い」としたうえで、製造業や消費者支出に改善 の兆しが見られると指摘した。

また、「回復への道のりを進むにつれ、この先必ず何らかの障害や 後退に見舞われるだろう。しかし、私は概して楽観している」とし、 「成長が継続し力強さを増すにつれ、失業率はさらに段階的に低下し て12年末までに8%を割り込むと予想する」と述べた。

原題:Plosser Says Fed May Need to Raise Rates Before End of 2014 (1)(抜粋)

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