ECBクノット氏:3年物オペはインフレリスク招いていない

欧州中央銀行(ECB)の政策委員 会メンバー、オランダ中銀のクノット総裁は、ECBが実施した3年物 資金の長期リファイナンシングオペ(LTRO)はインフレのリスクを もたらしていないとの認識を示した。

クノット総裁は29日、オランダ中銀の年次報告のプレゼンテーショ ンで、「流動性がマネーサプライの増加や過剰な信用の伸びにつながっ て初めて、インフレのリスクが生じる」と指摘。「現時点でそれはまっ たく見受けられない」と述べた。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が14日発表した2月の ユーロ圏消費者物価指数(改定値)は前年同月比2.7%上昇と、3カ月 連続で同水準にとどまった。コアインフレ率は1.5%と、1月から変わ らず。

クノット総裁は「現時点におけるユーロ圏のインフレの要因を分析 してみると、コアインフレはあまり上昇していない」と発言。「特に原 油価格が顕著な例だが、こうした物の価格上昇の結果として起きている インフレや、付加価値税(VAT)の税率引き上げなど管理価格による インフレは見られる」と話した。

原題:ECB’s Knot Says 3-Year Loans Haven’t Led to Inflation Risks (1)(抜粋)

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