海外勢13週ぶり売り越し、個人は14週ぶり買い越し-3月3週需給

3月第3週(19日-23日)の日本株 市場では、海外投資家が13週ぶりに売り越しに転じていたことが東京証 券取引所のデータで明らかになった。海外経済統計で弱い内容が見られ たことから、一部海外勢からの売り圧力が強まった。

東証が29日に発表した3月第3週の投資主体別売買動向(東証、大 証、名証1・2部合計)によると、海外投資家の売越額は2696億円。前 の週は2900億円の買い越しだった。

みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリストは、「海外株式市 場が軟調だったことから、日本株に対して損益を確定する売りが強まっ た」と指摘。今後も、海外勢は買い一辺倒ではなく、「経済統計の内容 などをにらみながら、売り買いが交錯する可能性が高い」とみていた。

そのほか、年金資金などの動きを反映している信託銀行が1393億円 売り越しで、売り越しは6週連続。投資信託(394億円)は7週連続、 生保・損保が12週連続(246億円)でそれぞれ売り越した。三浦氏によ ると、「国内機関投資家の売り越し基調は続く」という。一方、個人 が2120億円買い越した。買い越しは14週ぶりで、買越額は昨年8月第2 週以来の大きさ。

第3週の日経平均株価は、その前の週末に比べ1.2%安の1万11円 と7週ぶりに下落。東証1部の上昇、下落銘柄数の比率を示す騰落レシ オなど主要テクニカル指標が相場の過熱を依然示す中、欧米や中国など 海外の経済統計で一部低調な結果が出たほか、11カ月ぶりに一時1ドル =84円台を付けた円安方向への動きがやや一服したことが響いた。

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