ブラジル:金利先物利回り低下-米指標などで楽観的見方後退

28日のブラジル市場で、金利先物の 利回りが低下した。米経済指標と中国の企業利益がアナリスト予想を下 回り、世界的に景気の勢いが増しているとの楽観的な見方が後退した。

2014年1月限の金利先物の利回りは3ベーシスポイント(bp、1 bp=0.01%)低下の9.5%。内需を押し上げて世界経済の弱さを補う ため、政策担当者が利下げを継続するとの観測が広がった。通貨レアル は0.2%安の1ドル=1.8259レアル。ブラジル中央銀行はこの日、外国 為替市場でドル買い・レアル売り介入を行った。

英銀スタンダードチャータード銀行の中南米担当エコノミスト、イ タロ・ロンバルジ氏(ニューヨーク在勤)は電話取材で、「米国の景気 回復が確かだとは断言できない」と指摘。「これまでブラジルの政策金 利の下限が9%との見方が定着していたが、外部環境が悪化すれば下限 の修正もあり得る」と述べた。

ブラジル中銀は昨年8月以降、政策金利を合計で2.75ポイント引き 下げて9.75%としている。15日に公表された議事録によれば、6、7日 開催の金融政策委員会では、政策金利を過去最低の8.75%をやや上回る 水準まで引き下げることになる「可能性が高い」との見通しが示され た。

金利先物の利回りは、同中銀が政策金利を4月に0.5ポイント引き 下げ、5月までに9%に引き下げると考えるトレーダーの見方を反映し ている。

原題:Brazil Futures Yields Decline as China, U.S. Spur Growth Concern(抜粋)

--取材協力:Blake Schmidt.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE