厚生年金基金に天下り721人、運用担当者の9割が素人-厚労省調査

厚生労働省は28日、AIJ投資顧 問の年金消失問題を受けて実施した厚生年金581基金の調査結果を発表 した。それによると、1日時点で国家公務員の再就職者は721人に上っ た。また、資産運用に携わる役職員のうち9割が未経験の素人で、運用 機関を選ぶ際に4割の基金が運用実績を最重視すると回答した。

天下りした721人のうち、厚労省や旧社会保険庁からの再就職者は 689人を占めている。2010年9月に長妻昭元厚労相が、役員の任期満了 後は後任者を公選で選ぶよう要請したにもかかわらず、役員任期が到来 した200基金のうち公募したのは37基金しかなかった。

また、AIJに委託した88基金のうち、同社を知ったきっかけは 「個別に勧誘された」が52件と最も多かった。その他、「他基金から話 を聞いた」が15件、旧社保庁OBが経営する運用コンサルタントの「東 京年金経済研究所による紹介」が5件、「年金関係情報誌など」が5件、 「民間企業主催の資産運用セミナーなどで勧められた」4件だった。

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