深海掘削:トランスオーシャン株好調-リグレート急騰か

メキシコ湾原油流出事故で保有して いたリグ(掘削設備)が爆発炎上し海底に沈んだトランスオーシャンの 株式は今年、探鉱需要の増加を受けて最も恩恵を受けそうだ。同株は事 故後、同業他社に比べ伸び悩んでいた。

モルガン・スタンレーのアナリスト、オル・スロラー氏の試算によ ると、超深海リグのレンタルレートは7-9月(第3四半期)まで に28%上昇し1日当たり71万4000ドル(約6000万円)と過去最高になる 見通し。現在は56万ドル。スロラー氏はこの値動きを「急騰」と評して いる。

トランスオーシャンは海洋リグの保有企業として世界最大で、2013 年まで稼働できるリグ数では他社より優位に立っている。米エクソンモ ービルや英BPなど深海掘削を主導する大手石油会社にリグを貸し付け ることでそれぞれ約6億ドルの収入が見込める。

トランスオーシャンのスティーブン・ニューマン最高経営責任者 (CEO)は26日、ニューオーリンズで開かれたエネルギー会議で「超 深海掘削リグの長期的な見通しは非常に強い」とし、探鉱を進めるため にはリグを予約せざるを得ないために需要は伸びるだけだとの見方を示 した。

トランスオーシャンの株価は年初来で43%上昇し、BPのマコンド 油井で原油流出事故が発生した10年4月20日以降の下落率は41%に縮小 した。ただ、この間の下落率は依然、他の沖合掘削関連企業と比較して 最大となっている。

原題:Transocean Biggest Winner From 28% Jump in Oil Rig Rates: Energy(抜粋)

淡路毅 +81-3-3201-2107 tawaji@bloomberg.net

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