LIBOR見直しに調査対象英銀参加-「キツネが監視役」か

世界で360兆ドル(約2京9850兆 円)相当の証券の指標として利用されるロンドン銀行間取引金利 (LIBOR)について、複数の金融機関で構成する運営委員会が過去 4年で2回目の見直しを近く行う。これらの金融機関には、LIBOR 操作をめぐる疑惑で調査対象となっている銀行も含まれる。英国銀行協 会(BBA)が明らかにした。

BBAの28日の発表によれば、今回の見直しには英銀バークレイズ とロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)、 HSBCホールディングスも参加する。3行はいずれもLIBORを操 作した可能性について監督当局の調査対象となっている事実を開示して いる。

銀行が本当の借り入れコストを隠すために金利を偽っていなかった か、トレーダーらが共謀してLIBORを操作していなかったかについ て監督当局が調査を進めており、BBAは現在とは異なる指標金利の算 出方法を見つけるか、さもなければ管理を他に移譲するよう求める圧力 にさらされている。

BBAは「市場の変化に適応し、ユーザーの要望や全般的な期待に 応えるため、BBAとLIBOR算出に協力する銀行およびユーザー は、LIBORの改良に引き続き積極的に取り組む」と表明。指標金利 の決定に当たってどの金融商品を加えるべきかや協力する全ての金融機 関の行動規範、LIBOR提出の「統計的な基礎」を見直すべきかどう かについても運営委員会が検討を行うことを明らかにした。

信頼の喪失

銀行間の仲介業者である英タレット・プレボンのテリー・スミス最 高経営責任者(CEO)は今月のインタビューで、LIBORの管理を 銀行が引き続き行うには「信頼の喪失」があまりにも大きいと発言し た。ロンドンの資産運用会社PFPグループで資産の管理・運用に携わ るティム・プライス氏も「キツネが鶏小屋の監視役になっている」と皮 肉っている。

原題:Libor Review Panel Includes Banks Probed for Manipulation (2)(抜粋)

--取材協力:Edward Evans.

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