スペイン:新政権初のゼネスト、ラホイ首相は板ばさみ

3カ月前に発足したスペインのラホ イ政権にとって初のゼネストが29日、始まった。投資家と欧州各国から 圧力にさらされる首相は、労組の要求に応じることはできない状況だ。

労組のスペイン労働者委員会によると、フォルクスワーゲンとルノ ーの工場で働く自動車業界の労働者は夜間シフトからストに入り、鉱山 労働者も100%参加した。送電会社レッド・エレクトリカのデータによ れば、電力需要は通常日を22%下回っている。

スペインのモントロ国庫相は28日、労組の要求に屈して労働法の改 正を撤回することはないと言明している。同国紙パイスの世論調査によ れば、労働者の30%がストに参加する見込み。

ラホイ首相が打ち出した措置は労組の怒りを買い、25日のアンダル シア自治州議会選挙で国民党は支持を減らした。財政再建と23%に達す る失業率の引き下げに十分な政策を現政権が推進していると投資家が納 得するには至っておらず、スペイン10年国債利回りは月初来、50ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01%)近く上昇している。

ユーラシア・グループの政治アナリスト、アントニオ・バローゾ氏 は、ラホイ首相には「選択肢がない」として、労組に対して「譲れば市 場がスペインを罰するだろう。首相は後には引けない状況だ」と話して いる。

マドリード中心部で29日午後6時半(日本時間30日午前1時半)か ら労組がデモを予定している。25日に結果が公表されたパイス紙の世論 調査では、51%がストは正当だと回答した。

原題:Spanish Unions Stage Strike as Rajoy Cornered by Crisis (1)(抜粋)

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