リオ・BHP:ダイヤ生産からの撤退検討-価格高騰でも

鉱山大手の英豪系リオ・ティントと 豪英系BHPビリトンは、ダイヤモンド生産からの撤退を検討してい る。ダイヤ価格は4年連続で上昇する可能性が高いものの、両社が鉄鉱 石生産同様に業界で優位に立てる見込みがほとんどないためだ。

リオは27日、保有するダイヤ鉱山について、戦略にそぐわず規模も 十分ではないため、複数の選択肢を検討していることを明らかにした。 BHPもダイヤ関連資産の競売を目指している。

BHPとリオは2010年に価格ベースで世界のダイヤ生産の約16%を 占めた。ただ、デビアスやロシアのアルロサなど業界大手の生産高には 追い付いていない。ブルームバーグ・インダストリーズの推計による と、鉄鉱石生産のBHPとリオの市場シェアはブラジルのヴァーレも加 えると約63%に上り、ダイヤとは対照的だ。

BMOキャピタル・マーケッツのアナリスト、エド・スターク氏は 「これらの企業は望んでいる規模を獲得することができていない」と指 摘。「ダイヤ生産は、大規模で多角経営の資源メジャーの経営手法にそ ぐわず、常に若干勝手が違うので扱いに困っている」との見方を示す。

需要に生産が追い付かなかったことから、ダイヤ原石価格は2年連 続で32%高騰後、昨年24%上昇した。生産低迷で中国とインドの需要急 増に対応できず、価格上昇が続く可能性がある。

コンサルタント会社ベインは、中国とインドの中流階級の増加によ り、ダイヤ需要は20年にかけて供給の2倍のペースで拡大すると予想し ている。

原題:Rio, BHP Lose Faith in Diamonds Even as Prices Rise: Commodities(抜粋)

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