アジアの富豪が増加、北米を初めて抜く-シティグループ調査

1億ドル(約83億円)以上の可処分 資産を持つアジアの富豪の人口が初めて北米を抜いたことが、米シティ グループと英不動産ブローカーのナイト・フランクのリポートで明らか になった。シティグループは、世界の「経済的重心」が東に移動し続け ていると指摘している。

2012年ウェルス・リポート」によると、東南アジアと中国、日本 で1億ドル以上の可処分資産を持つ人口は昨年、1万8000人となり、北 米の1万7000人や西欧の1万4000人を上回った。

同リポートは、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス (LSE)のダニー・クア氏の計算を引用し、1980年には大西洋の真ん 中にあった世界経済の重心が、現在はスエズ運河付近に移動していると 分析。国際通貨基金(IMF)は1月に、今年の世界の経済成長率見通 しを3.3%に下方修正する一方で、新興アジア27カ国の成長率は7.3%と 予想した。

レッドベリー・リサーチのディレクター、ジェームズ・ローソン氏 はリポートで、「億万長者の人数と集中地域は、現在の世界的な富の流 れの軌道を際立たせている」と説明した。

ナイト・フランクの英住宅調査責任者、グラニー・ギルモア氏は26 日の電話インタビューで、東南アジアと中国、日本で1億ドル以上の可 処分資産を持つ人口が2010年時点で1万6000人となって北米と並び、西 欧の1万3000人を上回っていたと指摘。16年にはアジアが2万6000人、 北米が2万1000人、西欧が1万5000人になるとの見方を示した。

原題:Citigroup Finds Asia ‘Centa-Millionaires’ Surpass North America(抜粋)

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