米住宅市場:販売物件少なく争奪戦も-大都市部で回復の兆し

米シアトル郊外にある3部屋の寝室 付きの住宅を購入しようと、ヘンズレー夫妻は売却希望価格を1万ドル (約83万円)上回る27万ドルを先月提示したが、それでも購入すること はできなかった。他に7組もの購入希望者がいて、そのうちの1組に敗 れたのだ。

2006年にピークだった米住宅市場だが、大半の地域ではまだこうし た争奪戦は見られない。ただ、シアトルやシリコンバレー、マイアミ、 首都ワシントンなどでは状況が違う。住宅在庫が6年ぶり低水準付近に ある一方で、雇用拡大や住宅の買いやすさが消費者の住宅購入意欲をか きたてている。全米不動産業者協会(NAR)が26日発表した2月の中 古住宅販売成約指数は前年同月比14%上昇した。

ムーディーズ・アナリティクスのチーフエコノミスト、マーク・ザ ンディ氏は、銀行が住宅差し押さえを加速させ、売り手が自信を深める 中で、販売物件が恐らく増える一方で、景気好調の都市部ではこうした 追加在庫を吸収する準備が整っているかもしれないと指摘する。

米不動産ウェブサイトのトゥルーリアによれば、低水準の住宅価格 と低金利で全米100都市部のうち98の地域で賃貸より購入が有利となっ ている。ザンディ氏は電子メールで、「住宅市場崩壊後、ようやく全米 で回復している住宅市場の数が増えつつある」とコメントした。

原題:Bidding Wars Erupt as U.S. Supply of Homes for Sale Shrinks (1)(抜粋)

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