米国株:続落、エネルギー株が安い-製造業耐久財受注も嫌気

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米株式相場は下落。S&P500種株 価指数は続落となった。原油相場の値下がりを受けエネルギー株が安 い。製造業耐久財受注の伸びが市場予想を下回ったことも嫌気された。

S&P500種のエネルギー株43銘柄中では、特にエクソンモービル とオクシデンタル・ペトロリアムの下げがきつい。米原油在庫の増加を 嫌気して原油相場が下げたことに反応した。景気敏感株で構成されるモ ルガン・スタンレー・シクリカル指数は1.6%下落した。米連邦準備制 度理事会(FRB)のバーナンキ議長が景気回復は確実ではないとの認 識を示したことが背景にある。建機大手キャタピラーやアルミ生産大手 アルコアが安い。一方、S&P500種の業種別10指数で上昇したのは金 融株指数のみ。バンク・オブ・アメリカ(BOA)が高い。

S&P500種株価指数は前日比0.5%安の1405.54。ダウ工業株30種 平均は71.52ドル(0.5%)下げて13126.21ドル。

ウェルズ・キャピタル・マネジメント(ミネアポリス)のチーフ投 資ストラテジスト、ジェームズ・ポールセン氏は「きょうの経済指標も 若干さえない内容だったことや、FRB議長が景気に慎重な見方を示し たことから、投資家のいら立ちは強まっている」と指摘。「エネルギー 株の急落も全体の下げを加速させた。これまでの非常に大きな上昇で、 市場ではすでに調整が意識されている」と述べた。

S&P500種は、月初からは2.9%上昇。また年初からは12%上げて おり、このままいけば1-3月(第1四半期)としては1998年以降で最 大の上昇となる。年初来の業種別10指数では、テクノロジー株と金融株 が最も値上がりしている。

経済指標

米商務省が発表した2月の製造業耐久財受注額は前月比で2.2%増 と、ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値(3%増)を 下回る伸びにとどまった。前月は3.6%減少していた。バーナンキ FRB議長は、米失業率は依然として高過ぎ、米経済の回復はまだ確実 とは言えず、政策当局者は成長支援に向けた追加の選択肢をどれも排除 してはいないことを明らかにした。

バーナンキ議長はABCニュースのアンカー、ダイアン・ソイヤー 氏とのインタビューで、「勝利宣言するのはあまりにも時期尚早だ」と 述べ、「最近のニュースは良かったが、われわれは慎重になり、これが 持続可能なものとなるよう確実を期す必要がある」と発言。FRBが 「完全な回復軌道に乗ったと確信」できる状態ではまだないと説明し た。ABCがインタビューのテキストを提供した。

S&P500種の業種別10指数では、エネルギー株と素材株の下げが 目立った。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物5月限 は1.8%下げた。エクソンは0.9%安の85.86ドル。オクシデンタル・ペ トロリアムは3.6%下げて94.85ドル。

景気敏感株が安い

景気に対する懸念が広がり、経済成長との関連性が強い銘柄が下げ た。アルコアは2.3%安の9.83ドル。キャタピラーは3.5%下落し104.26 ドル。

ウォルト・ディズニーは1.5%安の43.51ドル。事情に詳しい複数の 関係者は、ルパート・マードック氏率いるニューズ・コープがディズニ ー傘下のスポーツ専門局ESPNに対抗し、ケーブルテレビでスポーツ チャンネルを立ち上げる準備を進めていることを明らかにした。

KBW銀行指数は1.1%高。構成する24銘柄中22銘柄が上げた。 BOAは1.6%高の9.75ドル。

原題:U.S. Stocks Fall Amid Slump in Energy Shares as Data Disappoint(抜粋)

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