バーナンキFRB議長:景気回復で「勝利宣言は時期尚早」

米連邦準備制度理事会(FRB)の バーナンキ議長は、米失業率は依然として高過ぎ、米経済の回復はまだ 確実とは言えず、政策当局者は成長支援に向けた追加の選択肢をどれも 排除してはいないことを明らかにした。

バーナンキ議長はABCニュースのアンカー、ダイアン・ソイヤー 氏とのインタビューで、「勝利宣言するのはあまりにも時期尚早だ」と 述べ、「最近のニュースは良かったが、われわれは慎重になり、これが 持続可能なものとなるよう確実を期す必要がある」と発言。FRBが 「完全な回復軌道に乗ったと確信」できる状態ではまだないと説明し た。ABCがインタビューのテキストを提供した。

量的緩和(QE)の追加策についての質問に対し、議長は引き続き 「テーブルの上」にあると指摘。「いかなる選択肢も排除していない」 と述べ、「米経済がどのように展開しても対応できるよう準備する必要 がある」と語った。

インタビューはABCテレビの午後6時半(日本時間28日午前7時 半)からの「ワールド・ニュース・ウィズ・ダイアン・ソイヤー」で放 映される。

議長発言は、前日のバージニア州アーリントンでの講演をさらに詳 しく説明したもの。議長は講演で、米失業率が8.3%に低下したことは 「2008年遅くから09年にかけて起きた異例の大量解雇傾向の反転」を反 映している可能性があるとした上で、失業者がさらに大きく減少するに は成長加速が必要になるとの見通しを示していた。

議長はインタビューで、失業率が平常の水準に戻るには「あと数年 を要する」と述べ、「現状より成長が加速するまでは、まだしばらく時 間がかかる」と語った。

2014年1月までの任期を全うするのかとの質問にはコメントを控 え、完全雇用と物価安定の確保というFRBの責務を果たすことに専念 していると話した。

住宅市場については依然として「大きな懸念」だとして、「住宅市 場の本格的な回復期にはまだ入っていない」との認識を示した。さら に、ガソリン価格上昇は経済成長に「中程度」のリスクだとし、「ガソ リン価格の高騰で今後数カ月はインフレ率が若干上昇する」と予想し た。

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