英RBS:金利トレーダーがLIBOR設定者と隣席-元従業員

英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコ ットランド・グループ(RBS)では、金利トレーダーがロンドン銀行 間取引金利(LIBOR)を設定するための主要な担当者の1人と情報 を共有するため近い席に座るとともに、金利について電話会議で話し合 っていた。解雇されたトレーダーが明らかにした。

LIBORの操作に関わった疑いを持たれ解雇された元トレーダー のタン・チミン氏が、シンガポールの高等法院に23日提出した文書で指 摘した。同氏は不当解雇を主張してRBSを訴えており、同行が LIBOR操作を容認しておきながらそれが問題化すると、社内調査を 利用し罪を負わせる身代わりを探したと主張している。

世界の銀行がLIBORを操作した疑いについては各国当局が調査 を開始しており、RBSのほかシティグループやドイツ銀行もその対象 となっている。

RBSで円の短期金利トレーディング責任者だったタン氏は裁判所 への文書で、同行の円LIBOR設定の中心人物だったポール・ホワイ ト氏と、タン氏のチームはロンドンオフィス内で「情報と仕事の共有を 容易にするため、あえて近くの席を割り当てられていた」と説明した。

ロンドン在勤だったホワイト氏もLIBOR関連調査に絡み解雇さ れたと、説明を受けた関係者2人が先月明らかにしている。当局から不 正行為に問われてはいないという。

タン氏の文書によれば、RBSの法順守責任者のシム・スーティン 氏は2011年の8月か9月に、ロバート・ブレナン、トッド・モラキス両 氏に、トレーダーが金利設定者に特定の水準に設定することを頼むのは 問題がないという内容の社内電子メールを送った。タン氏の上司だった モラキス氏も10月ごろに口頭で、LIBORの水準変更について設定者 に要請するのは銀行業界で一般的な慣行だと伝えたという。タン氏は円 LIBORに関する情報源と社内で見なされ、円トレーダーからその水 準について尋ねられることが多かったと同氏は文書で説明している。

RBSのシンガポール在勤の広報担当者、パトリシア・チュー氏と タン氏の弁護士のスレシュ・ナイール氏はコメントを控えた。

原題:RBS Rate Traders Sat With Libor Setter, Fired Employee Says (1)(抜粋)

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