OECD:ECBは一段の流動性供給や低金利長期化の検討を OECD:ECBは一段の流動性供給や低金利

経済協力開発機構(OECD)はソ ブリン債危機が既に弱い景気回復を脅かす場合、欧州中央銀行( ECB)は一段の流動性供給を検討するとともに低金利をより長期にわ たり維持すると表明すべきだとの見解を示した。

OECDは27日公表した報告で、「危機が再び強まる場合は金融の 伝達メカニズムを支え物価安定を維持するために」非標準的な措置を 「拡大する必要性が生じる可能性がある」と指摘した。「低金利を長期 にわたり維持するとの表明を検討してもよいだろう」と付け加えた。

さらに、「最近のECBの措置の効果はまだ表れつつある途中だ が、成長見通しには異例な不透明感があり、ソブリン債危機解決の行方 に決定的に左右される」と指摘。「危機解決に向けた効果的な政策行動 が信頼および投資の予想よりも強く早期の回復につながる可能性がある 一方で、効果的な政策行動がない場合は、深刻なリセッション(景気後 退)につながる下振れリスクが大きい」と分析した。

また、「支払い能力のある国に対する売りの動きを止めるための十 分で大規模なファイアウオール(防火壁)を準備する行動が直ちに必要 だ」とし、ファイアウオールについて「将来に生じ得る金融支援要請に 応えられる規模の資金が利用可能であるべきだ」と論じた。

「想定されるこれらのニーズには、脆弱(ぜいじゃく)なユーロ圏 諸国の今後2年での借り換え需要1兆ユーロ余りと域内銀行の資本増強 への貢献が含まれる」と続け、「このような規模の資金が実際に引き出 される必要が生じるかどうかは不明だが、信頼できるファイアウオール の存在は信頼感を高める公算がある」と説明した。

原題:OECD Says ECB Should Consider More Measures If Crisis Worsens(抜粋)

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