米最高裁、医療保険制度改革の審理を開始-6月までに判決も

米連邦最高裁は、オバマ大統領の医 療保険制度改革法をめぐる訴訟の審理を開始した。完全施行されるまで 判決を下すことができないとの主張を退ける考えを一部判事は示してい る。

同法が施行されると、米国民は医療保険への加入が義務付けられ、 加入しない場合には罰金を課される。ブライヤー判事やギンズバーグ判 事などは26日、この規定について直ちに判断を下すことを1867年の法律 が禁止しているとは考えていないことを示唆した。この法律は、課税が 始まっていない税金について訴訟を起こすことはできないとしている が、ギンズバーグ判事は医療保険制度改革法の罰金が税金に相当すると の見方に疑問を呈した。

今回の訴訟は、再選に向けて選挙戦が行われる時期に大統領の主要 な立法上の成果について最高裁が判断を示す初めてのケースになる可能 性がある。医療保険制度改革法が施行されれば、医療保険加入者は3200 万人に拡大し、2兆6000億ドル(約215兆円)規模の業界の変化を促す ことが予想される。

同法をめぐっては、26州と全米自営業連盟(NFIB)が異議を申 し立てている。11月に米大統領選を控えているが、6月後半までに判決 が出る公算が大きい。

原題:Justices Signal They Won’t Delay Ruling on Health-Care Case (2)(抜粋)

--取材協力:Megan Hughes、Jeff Bliss、Drew Armstrong、Justin Blum.

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