日立:総コスト約9兆円の5%を削減へ-全世界の約900社対象に

日立製作所は27日、記者会見し、 総コスト約9兆円の5%を削減する計画を発表した。全組織の900社 が対象となる。グローバル先進企業に並ぶ収益基盤を構築し、新興国 企業とも戦えるコスト構造への転換を目指す。

江幡誠専務は、5%の削減は「3-4年以内には達成したい」と 述べた。削減額は現時点で計算した場合、4000億円程度だとしている。 同専務は企業として、グローバルな戦略をいかに構築するかが最も大 切なことと強調。世界戦略ではまず成長が期待できる新興国、国別で はインド、インドネシア、ブラジルなどから進めていく考えを示した。

同社には、国内リソース依存の高コスト体質や過度の自前主義が あるため、同専務はグローバル成長戦略に向かうなかで、これらを単 なる積み上げのコスト削減ではなく、革新となるものを目指す、と述 べた。

同社は、世界的なコーポレート調達拠点を12年度上期にこれまで の15都市から25都市に拡充させる。また、ここにエンジニアリング の人材を積極的に投入するとしている。

同専務はまた、「達成に向けたハードルがあるとすれば内部だ」と し、これまでの100年の歴史のある会社の縦割りの文化ではグローバ ル競争に勝てない、と指摘。最終的にはガバナンスの問題に行き着く のではないか、と述べた。

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