米大統領:世界には核物質の奪取を狙う多数の悪漢が存在

オバマ米大統領は27日、ソウルで開 かれている核安全保障サミットで、世界には核物質を奪取しようと画策 している「悪漢が依然多過ぎる」と述べ、大量殺害のテロ攻撃につなが る恐れがあると指摘した。

オバマ大統領は、「これらの危険な物質は余りに多くの場所で依然 無防備の状態にある」と発言。「これらの物質はほんの少量で何十万人 の殺害が可能だ。これは決して誇張した表現ではなく、われわれが直面 している現実なのだ」と警告した。サミットには40余りの国の首脳が参 加した。

韓国の李明博大統領は、「核物質がいったんテロリスト集団の手に 渡ったら、その活用を防ぐ有効な手立てはない」と語った。

この日、サミット終了後に発表される共同声明の草案によると、首 脳らは、核物質がテロリストの手に渡らないよう管理の強化を公約する 見込み。2014年に開かれる次回サミットまでに無防備の核物質の安全管 理を徹底することを最優先課題に掲げた。ブルームバーグが草稿の写し を入手した。

オバマ大統領は同日、「脅威は残っている」とした上で、「だから こそ真剣で持続的な取り組みが今後も必要だ」と訴えた。

原題:Obama Says ‘Bad Actors’ Trying to Obtain Nuclear Material (1)(抜粋)

--取材協力:Peter Hirschberg、Sangwon Yoon.

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