米グリーン・マウンテン創業者、スタバの発表前に自社株売却

一杯抽出用カートリッジ式コーヒー マシン「キューリグ」を製造販売する米グリーン・マウンテン・コーヒ ー・ロースターズの創業者、ロバート・P・スティラー会長は、コーヒ ー店チェーン最大手スターバックスが対抗商品を開発したとのニュース で自社株が4カ月で最大の下げを記録する前に6630万ドル(約55億円) 相当の保有株を売却した。

ブルームバーグの集計データによると、スティラー氏は自社株売却 を2月15日と24日に実施した。1カ月の売却としては2ドル未満で推移 していた2003年以降で最大だった。スターバックスがグリーン・マウン テンのキューリグに対抗して一杯抽出用カートリッジ式家庭用コーヒー マシンを発表したのを受け、グリーン・マウンテン株は3月9日に16% 下落した。スティラー氏が急落後に売却していれば、手取りは1370万ド ル減っていた計算になる。

グリーン・マウンテンはスターバックスの発表翌日の3月9日に当 局への提出書類で「スターバックスが計画しているエスプレッソベース の一杯抽出用カートリッジ式マシンの分野での取り組みについては、当 社は最近知った。追加機能については知らされていなかった」と説明し ていた。同社広報担当は計画を知った具体的な時期を明らかにしていな い。

他社が独自マシンの投入を準備する中、グリーン・マウンテン株は 先週までの半年間にほぼ5割下落し53.51ドルに低迷。26日は一時54.75 ドルまで上昇する場面もあったが、ニューヨーク時間午後4時30分時点 で前週末比2%安の52.45ドル。

デューク大学のジェームズ・D・コックス教授(証券法)は「米証 券取引委員会(SEC)が調べたがる案件だ」と述べ、「スティラー氏 が内部情報を得ていれば、市場から撤退せざるを得ない」と指摘した。 SECのフローレンス・ハーモン報道官はコメントを控えた。

原題:Green Mountain Founder Sold Stock Before Starbucks Threat (3)(抜粋)

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