ドラギECB総裁:政府は断固たる措置を取り続けるべきだ

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総 裁は26日、同中銀による流動性供給が投資家心理の回復につながった後 も、ユーロ圏各国政府は「断固たる措置」を取り続けるべきだとの見解 を示した。

ドラギ総裁はベルリンで、ECBが金融システムに1兆ユーロ (約110兆円)余りを注入して市場が沈静化したものの、「一つの機関 が経済面や金融面、財政面の課題に同時に対処する重荷を背負い込むこ とはできない」と指摘。「現在の安定を受けて対応を小休止すべきでは ない」と付け加えた。

ユーロ圏17カ国の財務相は3月30日にコペンハーゲンで会合する。 ドイツのメルケル首相は26日、債務危機拡大を阻止するファイアウオー ル(防火壁)の強化を容認する意向を初めて示唆し、暫定的な救済基金 と恒久的基金を並行稼働させる案をドイツが容認する可能性があると述 べた。同首相はさらに、スペインとポルトガルの「脆弱(ぜいじゃく) 性」に言及し、将来の安全網に取り組むドイツの立場を明らかにした。

ドラギ総裁は各国が「ユーロ圏と世界のファイアウオールを強化す る重要な措置」を講じているとし、「欧州安定化メカニズム(ESM) の発効に向けて前進しており、資本の払い込みが加速して当初予定より も早期に十分な融資能力に達するだろう」との見方を示した。

原題:Draghi Says Governments Must Continue to Take Decisive Measures(抜粋)

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