欧州債:スペイン債上昇、仏2年債利回り過去最低-防火壁期待

26日の欧州債市場ではスペイン国債 が上昇。ドイツ国債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)が縮まっ た。ユーロ圏の財務相らは、高債務国を保護し域内危機の拡大を防ぐフ ァイアウオール(防火壁)強化の合意に向かっているもようだ。

ドイツ国債は5営業日ぶりに下落。同国の3月の企業景況感指数が 予想外に上昇し、8カ月ぶり高水準に達したことが手掛かり。ドイツは この日、12カ月物証券27億ユーロを発行した。フランス2年債利回りは 過去最低に下げた。同国は84日物と161日物、343日物の証券計69億ユー ロを発行。

ロイズ・バンク・コーポレート・マーケッツ(ロンドン)の債券ス トラテジスト、アキレアス・ゲオルゴロプロス氏は利回り低下の理由に ついて、「プラスのニュースがあったからだ」と指摘。「ドイツがファ イアウオール強化を容認するとの報道が幾つかあった」と付け加えた。

スペイン10年債相場は続伸し、ロンドン時間午後4時20分現在の利 回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の5.33bp。 同国債(表面利率5.85%、2022年1月償還)価格は0.34上げて103.9。

スペイン10年債のドイツ10年債に対するスプレッドは12bp縮小し て338bp。イタリア国債のスプレッドも9bp縮まって308bpとなっ た。

ドイツのメルケル首相はこの日、ユーロ圏の暫定的な救済基金と恒 久基金の並行稼働を容認する準備を進めていることを示唆。ユーロ圏諸 国の財務相は30日、コペンハーゲンに集まりファイアウオール強化を協 議する。

ドイツ10年債利回りは8bp上昇して1.95%。先週は19bp下げ、 昨年12月16日終了週以来で最大の低下を記録していた。

ドイツのIfo経済研究所がこの日発表した3月の企業景況感指数 は109.8と、前月の109.7(改定前109.6)から上昇。ブルームバーグが まとめたエコノミスト44人の調査では中央値で、2月の速報値から変わ らずの109.6が予想されていた。

フランス2年債利回りは0.45%。一時は0.435%まで低下し、ブル ームバーグがデータ収集を開始した1990年以来の最低を付けた。

原題:Spanish Bonds Rise as Bund Spread Eases Amid Firewall Optimism(抜粋)

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