クーレ理事:ECBは「必要な時期」に流動性措置の解除可能

欧州中央銀行(ECB)のクーレ理 事は26日、ユーロ圏の信用収縮を回避する流動性措置について、景気や 市場の状況が許す段階で停止する必要があるとの認識を明らかにした。

クーレ理事は東京都内での講演向けに準備した原稿で、「大規模な 流動性解除に必要な手段は全て既に用意してあるか、必要な際にすぐ利 用できる」とした上で、「長期間にわたる金融緩和は、過度のリスクテ ークやレバレッジ、資産価格バブルを助長しかねない」との認識を示し た。

欧州ソブリン債危機の影響で信用収縮が発生するリスクが高まる 中、ECBは昨年12月以降、3年物資金を1兆ユーロ(約109兆7000億 円)余りを供給した。インフレやECBのバランスシートをめぐるリス クへの懸念から、ドイツ連銀のバイトマン総裁ら政策当局者は、実行可 能な限り早期に流動性措置を縮小することを求めている。

クーレ理事は「危機に見舞われた際、市場は価格シグナルを送るこ とを停止したため、われわれの手段を変える必要があった」と指摘。 「非伝統的手段の全てが一時的な措置であり、ユーロ圏の特別な状況に 合うよう調整された。手段は変わったが、段階的な正常化プロセスを支 えるという戦略に変わりはない」と述べた。

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