今週の米指標:耐久財受注と個人消費支出が増加か

今週発表の米経済指標では、2月の 耐久財受注が増加し、個人消費支出はここ5カ月で最大の伸びとなった ことが示されると、エコノミストらはみている。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト70人の予想中央 値によると、米商務省が28日に発表する2月の製造業耐久財受注額は、 前月比3%増加したと見込まれる。1月は同3.7%減だった。また、2 月の個人消費支出は、堅調な自動車販売などを背景に伸びたと予想され ている。

アメリプライズ・ファイナンシャル(デトロイト)のシニアエコノ ミスト、ラッセル・プライス氏は「現在は雇用が個人消費の伸びの原動 力になっている」と指摘。「米経済の拡大に伴い、製造業も着実に伸び るだろう」と述べた。

企業が設備を刷新し、製造業が米経済をけん引する中で、雇用の伸 びが6カ月間としては2006年以降で最高となったことが、個人の所得と 消費を支えている。その一方で、輸送コストの上昇や、欧州と中国の景 気減速は、製造業にとって障害となっている。

製造業耐久財受注額は、民間航空機受注の伸びを背景に、ここ5カ 月で4回目の増加となる見込み。米ボーイングによれば、同社の2月の 航空機受注は237機と、1月の150機を大幅に上回った。

ブルームバーグの調査によると、2月の輸送用機器を除く受注は前 月比1.7%増加の予想。1月は3%減だった。

個人消費支出、消費者信頼感指数

自動車製造は、製造業の伸びを後押ししている。自動車関連の調査 会社ワーズ・オートモーティブ・グループによれば、2月の米自動車販 売は年率換算で1500万台と、2008年2月以降で最高となった。クライス ラー・グループの販売台数が増加したほか、ゼネラル・モーターズ (GM)が市場予想に反して伸びた。

自動車販売の増加は、2月の個人消費の伸びに寄与したもようだ。 商務省が30日発表する個人消費支出(PCE)は、前月比0.6%増が見 込まれている。前月は同0.2%増だった。また、個人所得は同0.4%増え たと予想されている。

雇用と所得の伸びは消費者信頼感を支えたようだ。米民間調査機関 のコンファレンス・ボードが27日発表する3月の消費者信頼感指数は、 1年ぶり高水準を記録した2月の70.8からほぼ横ばいの70(予想中央 値)になるとみられている。30日発表の3月のトムソン・ロイター/ミ シガン大学消費者マインド指数(確定値)は74.7と、2月確定値の75.3 から低下が見込まれている。

27日発表される全米20都市を対象にした1月の米スタンダード・ア ンド・プアーズ(S&P)/ケース・シラー住宅価格指数は前年同月比 で3.8%低下の予想。昨年12月は同4%低下していた。

(米経済指標に関する最新情報は、こちらをご覧ください)

原題:Orders Probably Picked Up With Spending: U.S. Economy Preview(抜粋)

--取材協力:Chris Middleton.

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