【ECB要人発言録】債務危機の最悪期脱し政府の出番-総裁

3月19日から25日までの欧州 中央銀行(ECB)要人らの主な発言は次の通り(記事全文は発言者 の氏名をクリックしてください)。

<3月24日> アスムセン理事(フィンランドのサーリセルカで記者団に):ユーロ 圏諸国の政府はECBの資金供給オペがもたらした市場の平穏な時期 を活用する必要がある。全ての国が課題に取り組まなければならない。 危機がやや落ち着いたとしても、ファイアウォールを増強する必要が あると引き続き考える。

<3月23日> ドラギ総裁(ドイツ紙ビルトとのインタビューで):ギリシャが仮に ユーロ圏から離脱して自国通貨を再導入し切り下げを実施したとして も、同国の状況は改善しない。

ゴンサレスパラモ理事(スペインで記者団に):ECB当局者は危機 対策を解除する詳細についてまだ議論していない。

<3月22日> ドラギ総裁(ドイツ紙ビルトとのインタビューで):最悪期は終わっ たが、依然リスクは存在する。状況は安定した。インフレや経常収支、 とりわけ財政赤字などのユーロ圏の重要な経済指標は、例えば米国と 比べても良好だ。今度は各国政府が行動する番だ。彼らはユーロ圏を 危機から持続的に守る必要がある。

ゴンサレスパラモ理事(セビリアで講演):信用の増加が見られてい ないことは確かであり、もし増加していたら不適切だった。それでも ECBが3年物資金供給を行わなかった場合と比べれば与信は高水準 にある。

ゴンサレスパラモ理事(セビリアで講演):ポルトガルに関して(支 援への民間部門関与を)議論するのは意味がないことだ。スペインの 公的債務は欧州連合(EU)の平均と比べて低水準だ。

バイトマン独連銀総裁(南ドイツ新聞とのインタビューで):今年の 構造的赤字の拡大を見込み、財政均衡は16年までに達成を目指すと しているドイツ政府の予算計画は十分に意欲的とは言えない。

<3月21日> アスムセン理事(ドイツ紙ツァイトとのインタビューで):(緊急融 資措置を)解消するタイミングは金融市場の展開次第だ。現時点で開 始するのが尚早であることは明白だが、注意しながら準備を始める必 要がある。

<3月20日> ノボトニー・オーストリア中銀総裁(同国紙スタンダードのウェブサ イトでのチャットで):ポルトガルはギリシャよりもずっと良い状態 にあり、同国に追加支援が必要になる可能性があるとする米パシフィ ック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)の予測は極め て問題含みだ。

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