米セントルイスとアトランタの連銀総裁、追加資産購入に反対

米セントルイス連銀のブラー ド総裁とアトランタ連銀のロックハート総裁は経済成長が強まる 兆しがあるとして、連邦準備制度理事会(FRB)による新たな 債券購入策に反対する考えを表明した。

ロックハート総裁は23日にワシントンで講演し、「当面はバ ランスシートを現状維持して経済動向を注視すべきだ」と述べた。 ブラード総裁は香港で講演し、金融政策が現在「据え置かれてい る中で、われわれが転機にあるかどうか判断する好機かもしれな い」と指摘した。

連邦公開市場委員会(FOMC)の決定に反対したことのな い両総裁の今回の発言は、追加緩和は現時点では不要だろうとの 意見が委員会で広がっていることを示唆している。FRBは景気 支援策として2008年から事実上のゼロ金利政策を取り、2兆 3000億ドル(約189兆円)の債券を購入してきた。失業率は09 年に10%まで上昇したが、現在は8.3%に低下している。

FRBは23日と24日にワシントンで会議を開き、金融が混 乱した状況で流動性を維持するための資産購入策の利用などを含 め、中銀当局者の課題を検証する。会議の冒頭でバーナンキFR B議長は、各国中銀が「金融政策や流動性供給に関する責務を遂 行するため、さまざまな新しい手段やアプローチの採用を迫られ てきたが、こうした手段に関してわれわれは理解を深める必要が ある」と発言。新たな資産購入プログラムが必要だと見ているか どうかについては言及しなかった。

原題:Fed’s Lockhart, Bullard Oppose Additional Purchases of Assets(抜粋)

--取材協力:Steve Matthews.

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