米国株:反発、エネルギー株が上昇-新築販売の低迷を相殺

23日の米株式相場は反発。商品株や エネルギー株が上昇し、予想外に減少した新築住宅販売からの悪影響を 相殺する格好となった。

S&P500種株価指数の産業別10指数のうち素材株とエネルギー株 が特に上昇した。イランへの制裁の影響で同国の原油輸出量が減少する との報道を受け、原油先物相場が上昇したのが背景。石油のシェブロン は1%上昇。

モルガン・スタンレーを中心に金融株も上昇した。ロイヤル・バン ク・オブ・カナダ(RBC)はモルガン・スタンレーの投資判断をセク ター・パフォームに引き上げた。米証券取引所運営のバッツ・グローバ ル・マーケッツは新規株式公開(IPO)を取り下げるとの声明を発表 した。システムの不具合によりバッツ株の取引が停止となったほか、ア ップルの取引も一時停止に追い込まれた。

S&P500種株価指数は0.3%上昇して1397.11。週間ベースで は0.5%下げた。ダウ工業株30種平均は34.59ドル(0.3%)上昇し て13080.73ドルだった。

ロバート・W・ベアードのチーフ投資ストラテジスト、ブルース・ ビトルズ氏は「エネルギー株がけん引役となっているが、それはイラン の問題や原油不足に陥るとの懸念の表れだ」と指摘。「株式相場は第1 四半期に大きく上昇したため、ある程度の値固めは起こるかもしれない が、大規模な調整局面に入りやすいとは思わない。株価は大きく上げて きたが、投資家の心理は落ち着いている」と述べた。

前日は中国とユーロ圏で製造業活動が縮小したことが嫌気され下 落。小荷物輸送のフェデックスは利益見通しが失望され、大幅安となっ た。S&P500種は月間ベースでは2.3%高。

エネルギー株が上昇

ロイター通信がイランへの制裁強化の影響で同国の原油輸出量が3 月に日量約30万バレル減少すると報道したことが手掛かりとなり、この 日の原油相場は大きく値上がりした。

アルミ生産のアルコアは1%高、建機大手のキャタピラーは1.3% の上昇だった。

金融株指数は0.9%高。モルガン・スタンレーは3.8%上昇。同銀の 投資判断はアンダーパフォームからセクターパフォームに引き上げられ た。決済ネットワークのディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ も高い。ゴールドマン・サックス・グループはディスカバーを強い買い 推奨リストに加えた。

低迷する住宅市場

S&Pスーパーコンポジット住宅建設株指数は1.2%下落。米商務 省が発表した2月の新築一戸建て住宅販売(季節調整済み、年率換算) は前月比1.6%減の31万3000戸。ブルームバーグ・ニュースがまとめた エコノミスト予想中央値は32万5000戸だった。前月は31万8000戸に下方 修正された。

KBホームは8.5%安。同社の11年12月-12年2月(第1四半期) 売上高は2億5460万ドルと、アナリスト予想平均の3億2860万ドルには 及ばなかった。

原題:U.S. Stocks Rise as Energy Stocks Offset Drop in New Home Sales(抜粋)

--取材協力:Adam Haigh、Nikolaj Gammeltoft.

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