ポルトガル地方自治体、デフォルトの可能性-国の支援ないと

ポルトガルの地方自治体は、中央政 府による速やかな金融支援がない限りデフォルト(債務不履行)に陥る と、同国の地方自治体団体の代表、フェルナンド・ルアス氏が指摘し た。同団体では地方政府が抱える負債総額を約90億ユーロ(約9800億 円)と推計している。

ルアス氏は21日、リスポンから電話インタビューに応じ、「企業で はこれを破産と呼ぶ」と発言。「中央政府が介入しなければ、一部の自 治体は債務再編を余儀なくされるかもしれない」と述べた。

ルアス氏は自治体の財政難が拡大している原因として、中央政府か ら地方政府への交付金の減少を挙げた。ポルトガルは昨年、ギリシャと アイルランドに次いで国際金融支援を申請した。ポルトガルのコエリョ 首相は780億ユーロ規模の救済を受ける条件を満たすため、歳出削減や 増税を実施している。

ルアス氏は「交付金の急激な減少で、多くの自治体は支払いが困難 になった」と指摘。同氏の団体が推計する約90億ユーロの負債総額のう ち、約15億ユーロは供給業者に対して90日以上滞納している支払いで、 残りは大半が銀行に対する債務だという。

ポルトガルの2012年予算によると、今年の中央政府から地方自治体 への交付金は前年比4.7%減少の22億8000万ユーロになる予定。

原題:Portugal Towns May Default on $12 Billion Debt Without Aid (2)(抜粋)

--取材協力:Emma Ross-Thomas.

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