海外勢12週連続日本株買い越す、2900億円に金額拡大-3月2週

3月第2週(12-16日)の日本株 市場で、海外投資家が12週連続で買い越したことが東京証券取引所の データで明らかになった。

東証が23日に発表した同週の投資部門別売買動向によると、東京、 大阪、名古屋3市場の1・2部合計で、海外投資家は差し引き2900 億円買い越した。買越額は前の週の376億円から大幅に拡大し、2011 年4月第1週(3634億円)以来、約11カ月ぶりの高水準に膨らんだ。

3月2週の日経平均株価は200円(2%)高と、6週連続で上昇。 昨年7月27日以来、およそ8カ月ぶりに終値で1万円台を回復した。 米国株高と為替の円安が追い風となり、輸送用機器などの輸出関連や 海運、鉄鋼、不動産株を中心に幅広い業種が買われた。

みずほ証券グローバル調査業務部の堀内隆文ストラテジストは、 海外勢の買い越し継続について「日本企業の来期業績リバウンド、収 益変化率の大きさに対する期待が高まっている」と言う。生産面の回 復に加え、円安で外需依存度の高い企業の収益改善シナリオが描ける ようになり、さらに日本には「財政制約を抱える欧米に比べ、震災か らの復旧・復興関連補正予算がある」と指摘。内需も底堅く推移する だろう、との見方が海外勢の間に広がっているとの認識を示した。

米証券バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチの3月のファンド マネジャー調査によると、世界の投資家の日本株に対するネット・ポ ジション(オーバーウエートからアンダーウエートを引く)は2月の マイナス23%から3月はマイナス4%と、大幅なアンダーウエートか ら中立に近づいた。今後1年間に最もオーバーウエートしたい市場と しても、円高修正による業績見通しの向上を背景に、日本株はマイナ ス24%からマイナス7%と大きく改善している。

一方、国内勢で買い越したのは、証券自己(76億円)とその他法 人等(48億円)。その他の投資主体はそろって売り越しとなり、個人 投資家が13週連続(940億円)、信託銀行は5週連続(1381億円)、生 保・損保は11週連続(426億円)で売り越した。信託銀や生損保の売 りに関しては、期末を控えた「ポートフォリオ調整」とみずほ証の堀 内氏は話していた。

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