日米欧の政府債に価値見いだせず-ルーミスのファス副会長

ルーミス・セイレスのダニエル・フ ァス副会長は22日、米国と欧州、日本の政府債には現在、価値を見いだ せないと指摘した。

ファス副会長はブルームバーグがフランクフルトで開催したソブリ ン債関連の会合で、米国と欧州での債務危機は人口高齢化による構造的 赤字拡大に伴うものであり、長期的問題になるとの見方を示した。高い リターンを目指す投資家がより大きなリスクをとる必要にますます迫ら れる一方で、短期的には米国債はもみ合いの展開が続く可能性が高いと 予想した。

同副会長は「政府部門は今後も資金が必要になる。つまり、欧州と 米国の政府債には価値が見いだせないと考える。私は国家の債務につい て話しているのであり、日本も同様だ」と述べた上で、「一部の社債に は妥当な価値がある」と指摘した。

また財政赤字に反対する団体、カムバック・アメリカ・イニシアテ ィブを率いるデービッド・ウォーカー氏は同じ会合に出席し、米国など 主要国はこうした構造的赤字への取り組みとしてより大規模な対策を講 じる必要があるとし、現在の米国の金融政策は「慎重さを欠いている」 と評した。

一方、同じ会議に出席した米パシフィック・インベストメント・マ ネジメント(PIMCO)のアンドルー・ボゾムワース氏は、欧州債務 危機は「間違いなくまだ終わっていない」と指摘し、「危機の最悪期が 過ぎたかどうか判断するのも難しい。当社は今後、不安定な展開を見込 んでいる」と語った。またイタリアとスペインについては、両国が持続 可能な黒字状態に復帰するまで投資はしないと説明した。

原題:Loomis’s Fuss Sees No Value in U.S., Europe Government Debt (1)(抜粋)

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