来週のNY原油:57%が下落を予想-燃料需要減とサウジの増産態勢

来週のニューヨーク原油先物相場は 下落するとの見方が優勢だ。米国の燃料需要減少とサウジアラビアがい つでも増産できる態勢にあると表明したことが材料になっている。

ブルームバーグ・ニュースがアナリスト30人を対象に実施した調査 では、17人(57%)が来週の原油先物相場は下落すると予測。上昇を予 想したのは4人(13%)。ほぼ変わらずは9人だった。前回は53%が下 落するとみていた。

先週の米燃料需要は4.8%減の日量1770万バレル。前年同期比で は8.5%減。ガソリン消費は0.4%減の同838万バレル。前年同期に比べ ると7.7%減。

シティ・フューチャーズ・パースペクティブ(ニューヨーク)のエ ネルギーアナリスト、ティム・エバンス氏は「米国の需要は弱く、在庫 は潤沢、サウジの増産態勢はすべて来週の相場下落を予想させる要因 だ」と述べた。

サウジのヌアイミ石油鉱物資源相は20日、産油を25%増やせると述 べた。サウジの原油生産能力は日量1250万バレルで、3、4月の産油量 は約990万バレルになる見通し。ヌアイミ氏は世界の原油市場では日量 最大200万バレルが余剰となっており在庫が増えていると指摘した。

2004年4月の調査開始以降、相場の方向性を正しく予測した確率 は49%。ブルームバーグは石油アナリストとトレーダーを対象に毎週木 曜日に翌週の原油価格について、上昇、下落、ほぼ変わらずの見通しを 問う調査を実施している。

原題:Oil May Fall on Lower U.S. Demand, Saudi Capacity, Survey Shows(抜粋)

--取材協力:Ann Koh、Yee Kai Pin、Winnie Zhu、Pratish Narayanan、Rachel Graham.

淡路毅 +81-3-3201-2107 tawaji@bloomberg.net

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