日立建機:インドネシアで建機の生産能力増強へ、成長期待-木川社長

国内2位の建設機械メーカー日立建 機は、インドネシアで建設機械の生産能力を大幅に増強する計画だ。経 済成長に伴いインフラ整備が進む一方、林業も盛んで安定的な需要の伸 びが期待できるため。同社は国内やインドネシアを中心とした総額470 億円の鉱山開発用大型機械の設備投資を決めたばかりだが、建機でもイ ンドネシアの増強を急ぐ。

木川理二郎社長が21日、ブルームバーグ・ニュースの取材で語っ た。同社はジャワ島にあるチビトン工場の拡張などで、2014年3月期ま でに年産能力を現在の3300台から5500台に7割近く引き上げる。

最大市場の中国では金融引き締めの影響で需要の減少が続き、イン ドでも今年度の伸びは前年同期比15%程度にとどまると予想。これに対 しインドネシアでは40%増と想定を上回る成長が見込め、「投資を前倒 しでやっている」と述べた。

日立建機が2日発表した鉱山機械の増産投資計画によると、茨城県 ひたちなか市にある稼働中の2工場に隣接した土地をそれぞれ取得し、 新工場を設立。大型油圧ショベルとダンプトラックを海外の資源会社向 けに増産する。木川社長は16年3月までに400人強を新規採用するほ か、親会社である日立製作所から150人程度の転籍を受け入れる予定を 明らかにした。

同社では来年度の油圧ショベルの世界需要について、財政懸念が残 る欧州では減少するものの、インドネシアや日本、北米が伸びをけん引 し、全体では前年比7%から10%増で推移するとみている。中国では、 足元で例年需要期に当たる春節(旧正月)明けの需要が期待ほど伸びて おらず、「まだ本格回復ということにはならない」と述べ、前年比でプ ラスに転じるのは今年半ば以降になるとの見方を示した。

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