米ムーディーズ:政府は公的な格付け会社設立を-批判に反論

米格付け会社ムーディーズ・インべ スターズ・サービスの親会社、ムーディーズのレイモンド・マクダニエ ル最高経営責任者(CEO)は、ソブリン格付けの引き下げをめぐって 格付け会社を批判している各国政府が格付け会社を設立すべきだとの見 解を示した。

マクダニエルCEOは同社のウェブサイトに掲載された「格付け会 社の議論に関する解決策」と題するリポートで、「専門性と市場の信頼 性を兼ね備えた公的機関がソブリンの信用に関する見解を示すべきだ」 と主張した。

欧州の議員らは、格下げで欧州債務危機への対応が複雑になり、欧 州連合(EU)の規制強化につながったとして、ムーディーズのほかス タンダード・アンド・プアーズ(S&P)、フィッチ・レーティングス を批判している。格付け会社の見解表明を禁じることが一部で検討され ているが、投資家が信用力を測る動きは止められないと、マクダニエル CEOは指摘した。

同CEOは「こうした意見を封じ込めるより、公的部門が別の見方 を示すことで、民間の格付け会社の見解を中立化できるのではないか」 と主張した。また信頼感を得るには、政府から独立した組織とし、分析 の専門知識を持ち、意見を広く伝える必要があるだろうと述べた。

一方、EUの行政執行機関、欧州委員会のバルニエ委員(域内市 場・金融サービス担当)は、EUの公的な格付け会社設立は「コストが 高くつく」と述べている。

原題:Moody’s Says Governments Should Create New Ratings Firm (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE