米FRB議長:金融政策は住宅バブルの原因ではない-講義

米連邦準備制度理事会(FRB)の バーナンキ議長はリセッション(景気後退)を引き起こした住宅バブル について、2000年代初めの金融政策が原因ではないとの見方を示した。

バーナンキ議長は22日、ジョージ・ワシントン大学でFRBの歴史 について講義を行った。用意した資料のスライドによると、同議長は 「住宅バブルが危機の引き金となったわけだが、FRBが2000年代初め に行った低金利政策がその一因だとの主張も聞かれる」と指摘。その上 で、「そうではないと示唆する証拠は圧倒的に多い」と述べた。現在の 金融政策や景気見通しについては言及しなかった。

講義は全部で4回予定されており、この日はその2回目。議長は海 外の住宅価格上昇に触れてFRBを擁護し、住宅ブームはローン金利の 変動では説明がつかないほど大きなものだったと語った。さらに、 FRBが金利を引き下げる以前の1990年代終わりから住宅価格は上昇し 始めていたと指摘した。

議長は講義で歴史的なテーマを中心に取り上げながらも、現在の政 策がボルカ―元FRB議長による物価上昇との闘いの結果としてもたら された低インフレ環境から恩恵を受けていることに言及。議長は「長期 にわたる低インフレを受けて、大方の人々はインフレがかなり低い水準 にとどまると安心している」と述べ、「これが多いに役立つ」のは「低 インフレが続けばFRBにはより多くの余裕が生まれることになる」た めだと説明した。

バーナンキ議長は27日と29日に金融危機とその後のリセッションへ のFRBの対応について講義する。講義内容はFRBのウェブサイト やustream.tvで中継される予定。

原題:Bernanke Says Low Interest Rate Didn’t Make Housing Bubble (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE