イタリアとスペイン、防火壁で救うには大き過ぎる-独当局者

イタリアとスペインはユーロ圏のフ ァイアウオール(防火壁)となる基金で「救うには大き過ぎる」と、ド イツ財務省の幹部、ルドガー・シュクネヒト氏は指摘。従って、ファイ アウオールをめぐる議論は規模よりも質を中心にするべきだとの考えを 示した。

財務省で財政・金融政策を担当する部門の責任者である同氏は22 日、フランクフルトでのブルームバーグ・リンク・ソブリン債会議で、 債務危機に対する欧州の防御について「検討されている」アイデアは 「巨大防火壁を望む人々が好むようなものではない」と語った。

「イタリアとスペインは、われわれが考えている範囲の数字で救う には大き過ぎるため、防火壁を市場から信頼されるものにする方が、後 で見せ掛けでしかなかったことが分かる大きな数字について話すことよ りもはるかに重要だ」と論じた。

欧州の財務相は30、31日の会議で恒久的な域内救済基金である5000 億ユーロ規模の欧州安定化メカニズ(ESM)を何らかの方法でさらに 補完するかどうかを決める予定。最大の貢献国であるドイツはESMの 増額には反対している。

新たに設立されるESMと、既存の暫定基金である欧州金融安定フ ァシリティー(EFSF)を並存させる可能性についての問いにシュク ネヒト氏は、ユーロ圏首脳は「一時的な拡大の可能性」について協議す ることで合意しているとし、3月末まで「待つ必要がある」と答えた。 ファイアウオールを大きくすることが各国政府の負債圧縮への意欲を殺 ぐ恐れがあることを政策当局者は理解する必要があると付け加えた。

ユーロ共同債を将来ドイツが支持することがあるかとの問いには、 共同債も同様のリスクをもたらすと指摘。「ドイツは9兆ユーロ (約990兆円)の債務に対して責任を負うことはできない。従って、そ の問いに対する私の答えは、そうならないことを望むというものだ」と 述べた。

原題:Italy, Spain Too Big for Firewall to Save, Schaeuble Aide Says(抜粋)

--取材協力:Brian Parkin.

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